発芽玄米と胚芽精米はどちらが栄養があるのでしょうか。また同じようなものですか?
いま発芽玄米を食べているのですが、スーパーで胚芽精米というのを見つけました。どちらも似ていて一緒かなと思ったのですが、よく分からないので買うのをためらいました。この2つの違いがよくわからないので教えて頂けたらと思います。
発芽玄米は、玄米に1日から2日程度水を含ませて発芽させた米です。
ビタミン、ミネラル共に高く、美肌効果があります。
玄米には消化が悪いこと、食感がぼそぼそしていること、食べ続けると便秘になるという欠点があります。
玄米の欠点を補ったのが発芽玄米です。消化が良くなり、食感もぼそぼそしません。発芽することによって栄養素も増します。
発芽前の段階にあるデンプンやたんぱく質は分解され、甘みが増します。
ギャバは普通の玄米にも含まれていますが、発芽することによってさらにギャバが増えます。
発芽玄米にはいろんな効能があり、脳の血流改善、貧血改善ができます。
また、血液を上げる酵素の働きをブロックしてくれます。血圧が下がることによって肝機能が安定します。
ギャバにはアドレナリンや、ドーパミンを抑える効果があり、更年期障害や、不眠症を改善することができます。
発芽玄米にはアルコールが脳に回るのを抑える役割があり、悪酔いを防止できます。
食感は、玄米と違って白米に混ぜて炊いても違和感ありません。
胚芽精米は、玄米からぬかだけを取り除いて胚芽だけを残した米のことです。消化がよく、クセが少ないのが特徴です。玄米は食べにくいという人のために考え出されたお米です。
胚芽には、ビタミンB1とビタミンEが多く含まれているため、健康食品として注目されています。
胚芽精米には、
•ビタミン類(ビタミンB1、B2、B6、E)•ナイアシン•食物繊維•たんぱく質•カルシウム•鉄•パントテン(免疫力強化、脂肪酸の代謝)•葉酸(造血作用。妊娠・授乳中には必須)•ガンマーアミノ酪酸・ギャバ(高血圧・貧血・肥満・糖尿・更年期障害に有効)
が含まれています。
・洗い方
水でさっと流してください。(無洗米と同じように扱ってください)
精白米のようにゴシゴシ洗うと、栄養豊富な胚芽部分が落ちたり、ビタミンB群(水溶性ビタミン)が流れてしまうので注意してください。
・水加減
精白米の場合より少し多めにしてください。
・給水時間
水に1時間以上浸してください。
ぬるま湯(30~40度程度)に1時間程度浸すと、ギャバが増えるといわれています。
・蒸らし
充分に蒸らした後、よくほぐしてください。余分な蒸気をしっかり飛ばすのがおいしさのコツです。
胚芽精米は精白米より酸化が早いという特徴があります。湿気を避けて、冷蔵庫などの冷暗所で保存してください。
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