2012年3月7日水曜日

ビタミンAとかBとかいろいろありますけど区別がよくわからないんで教えて下さい...

ビタミンAとかBとかいろいろありますけど区別がよくわからないんで教えて下さい!あとそのビタミンが多く含まれてる野菜、果物もおしえてください







一遍に質問するともの凄く長い回答が来てしまうので

質問は2つに分けたほうが、読みやすいし理解しやすいですよ



私は種類についてしか解答しません(長いので 食物を書いたらえらいことに^^;)



ビタミンAやビタミンCなどのように英語のアルファベットがついているビタミンのほかに、

葉酸やパントテン酸のように化学名で呼ばれているビタミンがありますが、それほど特別な理由があるわけではありません。

 A,B,Cなどは、命名された順番につけられましたが、発見された順序とは完全には一致していません。

また、ビタミンKは、順序ではなく、その凝血作用からKoaguration(ドイツ語で、凝固という意味)の頭文字が付けられました。

 さらに、ビタミンB1やビタミンB2のようにBの後に数字がついているものもありますが、

発見された時にビタミンBと呼ばれたものが、その後の研究で純粋でないことが分かり、

加熱で分解しやすい成分(B1)と加熱に強い成分(B2)とに分離できたので、加熱で分解しやすい成分をビタミンB1、

加熱に強い成分をビタミンB2と命名されたのです。続いてB3やB4などと命名されたものが提唱されましたが、

その後にビタミンとは言えないことが分かって削除されたので、B1、B2の次はB6で、その次はB12まで飛んでいるのです。



さらにややこしいことには、B1、B2、B6、B12は、同じBがついていますが、化学構造も作用も全く異なる化合物です。ところが、A1とA2、D2とD3、K1とK2とK3は、それぞれ、化学構造も作用も極めて類似した化合物なのです。また、質問にもありましたように、葉酸のほか、パントテン酸、ナイアシン、ビオチンもB群ビタミンの仲間であるにもかかわらず、B何々というように名付けられていません。このような命名法の不統一が、ビタミンに対する理解をむずかしくしている原因の一つかも知れませんね。

0 件のコメント:

コメントを投稿