育毛効果のあるサプリメントについてseika_triai質問です。
先日は素晴らしい御回答有難うございます、とても勉強になりました、親身に相談に乗っていただいて感謝しております、また相談させていただきますが、下記のサプリは現在服用、またはこれから服用予定のものですが、ご意見、注意事項、これは必要ないというものがあれば遠慮なくご指摘ください、現在プロペシアを服用していますが、下記のサプリとの飲み合わせで問題があればお願いします、因みにノーコメントでもかまいませんがseika_triaiさんは何年位サプリを服用していますか?今迄副作用等はありましたでしょうか?
パントテン酸(米国産) 現在服用
内容成分(1錠中)
ビタミンB-1 100mg ビタミンB-12 100mg
B-2 100mg ビオチン 100mg
B-6 100mg パントテン酸 100mg
ナイアシン 100mg
葉酸 400mcg
Lーリジン 1000mg(一粒) (米国)服用予定
濃縮フィーバーフュー(ナツシロギク)(米国)服用中
L-メチオニン(米国産)服用予定
(一粒あたり)L-メチオニン(アミノ酸)・・・500mg
ビタミンB-6・・・50mg
その他 亜鉛タブレット、ノコギリヤシ、イチョウはエキス、たんぱく質豊富なプロテイン、牛乳毎日500cc、豆乳200cc位
以上
上記のフィーバーフュー(ナツシロギク)ですが○○大学と○○社の共同開発され週刊誌で話題となったパ○テ○ンとパ○テ○ンⅤも検討に上がりました、高額なため今回は敬遠しましたが、高額でも本家の方が良かったでしょうか?もしお勧めのアイテムでしたらご意見いただきたいと思います。
◆私のお答えできることは、お書きします。しかし、ご質問者様が示されたサプリメントで、私には知識がないものもございます。そこはご理解をお願いいたします。
そこで、ご質問にできるだけお答えしながら、ご質問者様も示されておられる亜鉛についてご説明したいことがあります。亜鉛は育毛に多大な効果があります。しかし、服用に関して多くの注意点があるからです。ご関心のないことでしたら、お侘び申し上げます。
(1)私のサプリメント暦・副作用など
・私のサプリメント暦は10年です。
ミネラル・ビタミンB群・ビタミンC・クエン酸・ビタミンE・ビタミンA・アミノ酸を取りました。
上記のサプリメントでは、副作用も飲み合わせの問題も、10年間、1度もありません。
しかし、摂取量が多過ぎると、副作用も飲み合わせの問題も出てきます。特に、ミネラルがそうです。ミネラルの1つである亜鉛についてお書きします。
(2)亜鉛
亜鉛は育毛には欠かせないミネラルです。しかし、ご注意される点が多くあります。
①取り過ぎ
・1日、17ミリグラムの亜鉛の摂取を1週間続けると、ミネラルの1つである銅の代謝異常が起こる人がいることが分かっています。銅が不足すると、活性酸素を退治してくれる抗酸化酵素、スーパーオキシドジスムターゼ(SOD)の活性が低くなります。
つまり、活性酸素が増える分、老化は速まります。
また、銅が欠乏すると、骨粗しょう症・動脈硬化などのリスクが高まります。
亜鉛の取り過ぎは鉄欠乏も起こし、動悸・息切れ・疲れ・皮膚がもろくなるなどの症状が出ます。
いずれにせよ、亜鉛の取り過ぎは体に有害なことが多いのです。
②亜鉛の育毛効果
亜鉛には、食事から摂取するたんぱく質を髪の毛や筋肉、骨、臓器といった組織に変える働きがあります。
亜鉛を摂取することによって、食品から摂取している他の栄養素が髪に行き渡ることになり、育毛によいのです。
髪の毛の成分として、ケラチンというたんぱく質があります。
亜鉛が不足していると、ケラチンを合成することができなくなります。
亜鉛が不足すると、育毛どころか抜け毛や髪の傷みを促進してしまうことになります。
③亜鉛の吸収
・クエン酸は、亜鉛などのミネラルと一緒に摂ることにより、これらのミネラルを包み込み、体に吸収しやすい形に変えます。これをキレート作用といいます。
・ビタミンCは、このクエン酸のキレート作用を強め、亜鉛の吸収率を更にアップさせます。
・上のことから、亜鉛、クエン酸、ビタミンCを同時に摂取すると、亜鉛の吸収率は格段によくなります。
・食物繊維、大豆などは、亜鉛の吸収率を下げます。
・お茶に入っているタンニンという成分も亜鉛の吸収率を下げます。
亜鉛、クエン酸、ビタミンCを同時摂取すると、食物繊維や大豆を取っていても、クエン酸が亜鉛を包み込んだ状態にしているので、亜鉛がしっかり吸収されます。キレート作用のすごいところです。
④〈1日の亜鉛の所要量〉下の量で亜鉛の摂取量は十分です。
・18-29歳の男性:11mg
・18-29歳の女性: 9mg
・30-49歳の男性:12mg
・30-49歳の女性:11mg
・50-69歳の男性:11mg
・50-69歳の女性:10mg
・70歳以上の男性 :10mg
・70歳以上の女性 : 9mg
(3)パントテン酸・ビタミンB―1・ B―2・ビオチンは上限量はないですから、過剰症の心配はないでしょう。
上限量が決まっています。→ B-6(60mg) ・ ナイアシン(ナイアシン当量の場合<300mgNE>、ニコチン酸の場合<100mgNE>)・葉酸(1000マイクログラム)となっています。B―6の量が気になります。ただ、薬理効果として、B6(50mg~100mg)の摂取可能とあります。長い間、取り続けてよいのか、薬局の薬剤士さんに聞かれた方が安心だと思います。また、ビタミンB群は水溶性ビタミンです。体に蓄積されている時間は短いことが特徴です。
ビタミンB群で飲み合わせの問題はありません。逆にB群のビタミンは一緒に取ると効果がアップします。B群のビタミンはすべてまんべんなく取るべきです。
(4)牛乳は500CCと豆乳200CCも、この量でしたら、問題ありません。豆乳からのイソフラボンの取り過ぎにはなりません。
(5)高額なもの・本家ということに関しては、ビタミンE以外、上述したサプリメントすべて、私の経験から言えば、高額なものでなくても効果は十分あります。ビタミンEが高額なものが効果があるのには理由があります。天然由来のビタミンEは高額です。合成されたビタミンEは比較的低コストで生産されます。
◆ご質問者様が示されたその他のサプリメントについては、私には曖昧な知識しかありません。存知上げなかったものもあります。間違ったことをお伝えする訳にはいきません。ご了解ください。
◆ご質問者様の育毛のご成功を願っております。
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